Tetrageddon Games 古きFlashゲーム達が再構築されたウェブアーカイブアドベンチャー

Tetrageddon Games (alienmelon様製作)

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サイバーモンキーが死に、荒廃したインターネット上で遺物を見つけていくウェブアーカイブアドベンチャー
プレイ時間 1時間 ブラウザでプレイ可能

 

この作品、Tetrageddon GamesHTML5で作られたウェブページを探索するゲームです。

上記のスクショを見てもらえばわかるかと思いますが、一見するともはやカオスです。

スクショだと止まっているのでよくわからないかも知れませんが、実際にTetrageddon Gamesにアクセスすると、文字や背景は発行しながら動きも動き変な効果音は鳴り、至るところに仕掛けがあって触ると更に変なページに飛ばされたりと、色々とすごいです。

ゲーム自体は英語ですが、GoogleChromeブラウザを使っている場合、右クリックで日本語に翻訳を選択するとほぼ日本語化されるので、それでプレイすることもできます。

ゲームの詳しい話は後に書きますが、このゲームが気になった方はまずはTetrageddon Gamesにアクセスして探索してくださいませ!(↓のURLから飛んでブルブル震えている『Click here to play!』の下にあるClick here to play!』からプレイできます。)

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alienmelon.itch.io

 

 

Tetrageddon Gamesがどんなものであるか先に説明すると、作者であるalienmelon氏が過去に作ったFlash作品を現在でも遊べるように再構築し、それらをゲーム内の鍵のかかったHDD内に保存するという手の混んだ仕掛け箱のような作品です。

サイバーモンキーが序盤に登場し、それが途中で死にますが、おそらくサイバーモンキーとはFlashそのもののことなのかも知れません。

 

Tetrageddon Gamesの歩き方

まず最初にゲームを立ち上げると↓のページにたどり着けると思います。

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左下のいるのがサイバーモンキーで、クリックすると次の画面に進めますが、他の場所を選択しても楽しいことがてんこ盛りです。

真ん中左のEULAに関するものと、真ん中のサイバーゾンビに関するものは選択すると別のページに飛ばされます。

EULAのページに飛ぶと、TetrageddonとのEULA(使用許諾契約)を結ぶことになります。

そしてEULAを無事結び終えると、禍々しいウェブ生物が召喚され、恐ろしい咆哮を響かせたりします。にゃおーん!

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サイバーゾンビをクリックするとコンピューターがサイバーゾンビウィルスに感染しますが、ウェブエンジェルたちが助けてくれます。すてき!

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先に進むとサイバーモンキーが死に、荒廃したデスクトップに画面に移ります。

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右下のつねこのしっぽあたりにあるスイッチを付けるとダークモードになり、可愛い生き物がサイバーモンキーの骨を全部集めるように言ってきます。

骨はすでにデスクトップ上にあるものと、左下のスタートメニューを開いた場所にも7個ほどパーツが入っています。

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それらを全て左上の『Recycle Bin』に入れ、再度ダークモードにすると更に先に進めます。

その先にはガイコツがいて、今まで集めた骨を合体させる儀式を行うことで、ゲームをダウンロードするための秘密のパスワードを教えてもらうことができます。

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f:id:tunegoro:20210212212306g:plain ←私の並べた骨

これでパスワードをもらうことができる、といいたいところですが、日本語に翻訳してゲームをプレイしているとパスワードまで翻訳されてしまい、翻訳を解除してまたここまでこないといけなくなってしまうため、ここに正解を書いておきます。

パスワード→『sorry

 

このパスワードを使って、先程のデスクトップの画面のスタートメニューからゲームをダウンロードしに行くことができます。

私はまだ1つしかプレイしていませんが、プレイしたのは『The Gatekeeper』という作品です。

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このゲームでは死後の世界の番人である「ウィリキンス」(ハムスター)と対戦し、勝ったら天国に、負けたら地獄に連れて行かれるという恐ろしき戦いが行われます。

対戦は○☓ゲームで、ウィリキンスのターンになると盤面をカリカリして○をつけてくれるので超絶可愛いですが、負けると恐ろしいことに鳴るので注意しなければなりません!

 

 

先程のデスクトップでTetrageddonを離れるを選択すると、画面が壊れたかのような場所に移り、先に進むとジャンクファイルを頬袋に溜め込む仮想害虫(ハムスター)に出会います。

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仮想害虫の溜め込んだファイルを見ることができ面白いファイル群を見ることができますが、おそらくここではこれ以上先の場所はないです。

というのも、以前この作者の方のMackerelmedia Fish (ARG)という同じようなウェブアドベンチャーをプレイした際、仮想害虫のファイルの中に次に進む場所があったりしたのです。

今回はそういうのないので! おそらく過去のFlashゲームたちの安住の地を作るための作品だと思うので、ゲームをダウンロードした時点で勝ちだったのです!

 

つねこのプレイ風景

www.youtube.com