Emoji Evolution 絵文字を合体させ進化させていく絵文字錬金シミュレーター

Emoji Evolution (verypositive様製作)

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絵文字を合体させ進化させていく絵文字錬金シミュレーター

プレイ時間 1時間 日本語有り

 

Emoji Evolutionは、絵文字同士をかけ合わせて新しい絵文字を作っていく、絵文字錬金シミュレーターです。

最初は『エネルギー』など漠然としたものや、『』『』『』『』といった基本的なものから組み合わせていき、徐々に高度なものを作っていきます。

例えば、水とエネルギーを組み合わせると『Life』(翻訳では『生活』となっている)が作れ、Lifeと水を組み合わせると『』、Lifeと土で『』、Lifeとエネルギーで『』が作れ、人と木を組み合わせると『農夫』に進化します。

組み合わせは全部で100以上ありますが、レシピもあるため地道にプレイしていけばクリア可能です。

このような元素から万物を創造して行くような錬金術シミュレーターは海外ではよく見かけるタイプのゲームで、Emoji Evolutionそれの絵文字(emoji)版といったところですね。

 

 

ちなみにつねこがこのゲームをプレイしようと思ったのは、絵文字(emoji)という文化に興味があるからです。

このゲームのタイトルからも分かる通り、『emoji』という単語は日本語発祥の世界共通語です。

象形文字(hieroglyph)などの絵を文字にする文化は大昔からありますが、emojiというのはポケベルや携帯電話の頃から流行りだした、携帯機器などで絵文字を文字として使用してメッセージのやり取りをすることを指します。

wikipediaの絵文字の項目からも引用させていただくと、

絵文字のグローバル化
絵文字は日本語に特有の文化であり、海外も含めインスタントメッセンジャーSNSで絵文字使用が可能になってからも、日本語以外の言語では文字のように使用する用途はほとんど見られず、専ら装飾記号や約物としての用途でしか利用されていなかった。

一方で、Googleは「絵文字は、米Googleの開発者が日本の携帯電話の絵文字文化に感銘を受け、2007年から開発を始めた。」として、絵文字のUnicodeへの採用を推し進め、2010年にUnicode 6.0として採用された。これにより、既存の携帯電話の絵文字がコンピューターの世界で世界的に文字として使用されるようになった。

これらは日本以外でも日本語の「絵文字」をローマ字表記したEmojiとして、世界中の言語で受け入れら、現代では世界中のさまざまな言語において絵文字が使用されるようになった

また、絵文字を用いたコンベンションなども行われている他、2016年にはニューヨーク近代美術館で1999年にNTTドコモの「iモード」で使われた176種類の絵文字の展示がされた

2015年にはアメリカ合衆国大統領であるバラク・オバマが、4月28日の日本の内閣総理大臣との会談で日本発祥で世界的に普及した代表的な文化の1つとして絵文字を上げ、感謝の意を示した。

 と、emojiは世界的に普及している日本発祥の文化であるとされています。

 

つねこがemojiに興味を持ったのは、「絵文字 知られざる舞台裏」というドキュメンタリー番組を見たのがきっかけです。

番組では、世界で最も多い言語の人口は中国語で13億人、次いで英語の5億人と続いていきますが、emojiは言語関係なくほぼすべての言語圏の人にも使用されること、それらがUnicodeMicrosoftAppleGoogleなど、アメリカのシリコンバレーのエンジニアの少数だけ(数十名程度)だけで決められていること、様々な人々が特定のものを絵文字化させてもらおうとロビー活動をしていることなどが取り上げられていました。

ロビー活動していた人たちは、絵文字には赤ワインがあるけど白ワインが無いから白ワインを追加してくれというワイン協会の人や(赤ワインだけで十分と却下された)、LGBT旗はあるけどトランスジェンダー旗が無いので追加してほしいというトランスジェンダーの人や(2020年から採用)、なぜか餃子の絵文字を欲しがる餃子好きの人(2017年頃採用?)などがいました。

 

Emoji Evolutionをプレイする時は、日本発祥の絵文字文化に思いを馳せながらプレイしてみてはいかがですか?

verypositive.itch.io

 

つねこのプレイ風景

www.youtube.com