Megalophobia 消息を絶った潜水艇をたどって深海を潜るSFアドベンチャー
Megalophobia (KantaKerro様製作)
プレイ時間 40分
Megalophobiaは学生プロジェクトで作られた、深海を探索する3Dアドベンチャーです。
プレイヤーは行方不明になった潜水艇を救助するため、キャプテンロドリゲスとジョンソン博士が乗った潜水救助艇で深海へと向かいます。
タイトルの『Megalophobia=巨大物恐怖症』という名前の通り、道中には謎の巨大建造物があったり、超大型生物の骨の中を通ったりしていきます。
グラフィックが特に凝られていますが、そのためゲーム自体もかなり重く、ここのスクリーンショットや、下に貼るつねこのプレイ動画ではあまり綺麗に撮影できていませんでした。実際のゲーム画面はもっとクリアで綺麗です。
基本は上から見下ろして潜水艇を操作していきますが、要所要所で主観視点になったり、横スクロールになったりしますが、なんの説明もなしに急に変わるのがちょっとビックリするかも知れません。(学生プロジェクトのゲームは色んなアイディアを詰め込んでいることが多い反面、うまく調和が取れて無くてこうなりやすいのかも)
↓ゲームはこちら
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ここからはネタバレ考察
最初は普通に消息を絶った潜水艇を救助に向かっているだけのように思えますが、途中で巨大な塔の構造物を通った後から急にSF感が増していきます。
巨大な生物の骨や、衝撃波を出してくる機械などを過ぎると、未知の文明の巨大建造物に出会います。
さらに奥に進むと、行方不明になっていた潜水艇を見つけることができますが、すでに乗組員は生存していません。
そして捜索しにいった自分自身ももはや帰ることができずにあたりをさまよい、行方不明になっていた潜水艇のいた場所に再び戻ってくるものの、そこにはなぜか潜水艇はありません。
燃料が底をついた自分たちが行方不明になっていた潜水艇の場所に着地すると、潜水艇の照明が消えてそこでゲームが終わります。
あの潜水艇は私達だったのか…
最後はぞくぞくとするようなSFホラー要素がある良い作品でした。
プレイ中はゆっくりとした潜水艇の動きや急な視点転換などで「むむむ」、となりましたが、終わってみると深淵をゆっくりと覗いていくような深海の怖さが見事に表現された作品でした。
つねこのプレイ風景