熱波ファンブロマガ第1回 熱波サークルつねおの半生 前編

全国の熱波ファンの皆様、こんにちは!
THESPA西新井熱波サークル、自称水風呂王ことつねおです。
今回は第5回熱波甲子園に一般観覧しに行ったのでその報告と
なぜ私が熱波ファンになったのかという話も同時にしていきます!
熱波甲子園レポが読みたい方は次の記事を見てください!
熱波ファンブロマガ第2回 熱波サークルつねお

の半生 後編 ~第五回熱波甲子園~



序章 熱波との出会い
私が熱波と出会ったのは2年ほど前、TheSPA西新井で熱波というサウナ内でやるイベントが面白いよと誘われ、受けに行ったのが始まりです。
THESPA西新井へは一度、西新井大師に友人と行き、その帰りに立ち寄った以来です。

友人と平和島にある温浴施設に宿泊兼温泉に入りに行ったとき、サウナ内に他のお客さんがいないのを確認すると、おもむろに友人が「パネッパ!パネッパ!」と叫びだし、急に持っていたタオルで私を扇ぎだしたのです。
最初私は、なにやっているんだこいつ…と思いましたが聞くところによると、西新井の温浴施設で熱波というサウナ内でのイベントが行われていると、しかもそれが常軌を逸したすごいものであると説明を受けました。
私はそれを聞いても具体的な様子を思い浮かべることができず、「ふーん」くらいしか返すことができませんでした。
(このとき行った温浴施設は天然温泉平和島というところで、現在はロウリュサービスがあり、第5回熱波甲子園では出場こそしなかったものの、見学にきていました)


その後、THESPA西新井の実際に友人に連れて行ってもらいました。
熱波の時間が近づくにつれ、友人は興奮を隠し切れない様子で一番上は勇者の段だ!とか今日はどの熱波師がくるんだ!とかなにかよくわからないことを言い、私も次第に熱波という未知のものに対しての期待感が膨らんでいきました。
そしてスパスタッフの「これから熱波サービス始めます。受けられる方はサウナ室までお集まりください!」という合図とともに、他のお客さんも含め一斉にサウナ室に入っていきました。
私もそれら熱波の先輩方に負けじとサウナ室に乗り込み、最上段に構え熱波を待ちました。
期待は高まれど、なかなか熱波師の方が来ません。
普段サウナは5分くらいで外に出てしまう私にはなかなかの焦らしプレイ、まさに身も焦げる思い、そんななか熱波師の方が勢いよく入場してきました。
「ただいまより熱波サービスを始めます!」という声の元、各熱波師の自己紹介が始まります。
友人の威勢の良い「よろしくお願いします!」の声や常連さん達の熱波師いじりなど、サウナ室内には割れんばかりの歓声が鳴り響きます。
先ほどまでサウナ室内は熱波を静かに待つ人でいっぱいだったというのに!
そしてアロマオイルが部屋に充満した後、いよいよタオルで熱風が送られます。
まず1段目、一人5回ほどずつタオルでばさっばさっと扇がれていき、受けたお客さんはぱねすげー!と満足げに声を上げます。
知らないおじさんが全力で叫ぶ様は、熱波を受けたことがない人はおそらく理解できないでしょう、ですが全力の熱波師に対しこちらも全力で応える、それが熱波中のサウナ室内では常識なのです。
そしていよいよ最上段の番です。
すでに私は限界が近い、さらに最上段ともなるとお客さんも常連が多く、熱波師の方を当然のように煽り熱波回数を引き上げていきます。
そして全体に50回の熱波が来ます。
ほとばしる熱風!すべてを受けきりサウナ室内が一丸となったパネスゲー!」は今も忘れられません。
そして終わりかと思ったそのとき、アンコールの声がかかり、さらに50回追加で扇がれることになります。
サウナ室から出ることもできましたが、男を見せるためサウナ室に留まりました。
このとき私を連れて来てくれた友人は限界を迎え、外に出て行ったのを覚えています。
熱波師が最後の力を振り絞った全力の熱波を終え、再び「パネスゲー!」と叫ぶと熱波師の方はサウナ室内の客ひとりひとりに握手をしてくれました。
そしてサウナ室を出て、水を飲み、水を体にかけ汗を流して水風呂に入ります。
身体が受けた熱が水に融けていき、後にはサウナ室内で一丸となった熱い想いが残りました。
これが私と熱波との出会いです。

 

第2章 熱波ファンつねお 2年の歴史

私は熱波の虜となり、THESPA西新井に通うことになります。
熱波を2年間受け続け、たまりにたまった熱波熱をここで開放します。
ですがこれは私が2年間熱波を受け続けるという、ある意味特殊な訓練を受けた熱波ファンだということを念頭に置いてください。
真似したら取り返しのつかないことになります!

EP1.不死鳥熱波
まず始めに熱波に通いだした頃の話です。
最初に受けた熱波は初めてという緊張感と期待感で乗り切ることができましたが、それ以降は熱波前の焦らしタイムにきつくなり、熱波師達が入場しても全力で返事をすることができず、体力を温存してぎりぎりの状態で熱波を乗り切ることが増えました。
そこで考えたのが、事前に水風呂に入り体を冷やしておくということです。
このおかげで飛躍的に熱波を受けることが楽になり、おかわり熱波を受けてもなお、熱波師達に熱い声援を送ることができるようになるのです。
熱波も比較的楽に乗り切り、その達成感が心地よかったものです。
そんなことを数度続けました。


ある日熱波を受けに行くとき、私はうっかりして熱波の時間ギリギリにスパに到着しました。
体を洗い、急いで水風呂に入ろうとしましたが、そこで「熱波サービスもうじき始めます!」の声がかかり、水風呂に入ることもなくサウナ室最上段に座りました。
やはり水風呂に入っていないと体力が持たず、いつもの水風呂に入って熱波に臨んでいた時と同様、体力を消費しながらも全力で声援を送り、最上段の熱波が終わりました。
その後おかわり熱波もあるのですが、体力の限界を迎えた私はサウナ室から出て、水風呂に逃げ込みました。
すると、最初に水風呂に入って熱波に臨んでたときには味わえなかった、死地から復活するような感覚が全身を包み込み、水風呂に身体も意識も溶けてしまうような気持ちよさが感じられました。
おかわり熱波に参加できなかった敗北感、それを補っても余りあるほどの快感でした。


その経験を元に、私は不死鳥熱波という熱波の受け方を編み出しました。
最小限だけ水風呂に入り、全力で声援を送り最上段の熱波、おかわり熱波で限界を迎えた後に水風呂に入り、熱波で死にかけた全身を癒す。
これが私の提唱する不死鳥熱波です。
水風呂に入る時間を調整するのは難しいもので、サウナ内に入ってから熱波までの待ち時間、サウナ室の温度、熱波師のトーク、熱波回数も毎回違うため、思うように行かないでしょう。
そこで大事になるのは熱波師への声援と、熱波回数のカウントの声です。
今回は余裕ありそうだと思ったら、全力で声援を送り、全力で回数をカウントします。
それだけで体力は想像以上に消耗します。
余裕がないときはその逆で、声は控えめで体力を調整し、最後の最後に声を出し果てましょう。
うまく果てることができたら、水風呂内で生まれ変わったかのような悦びを得ることができます。


そして書いておきたいのが不死鳥熱波を提唱して1年後のエピソードです。
この頃のTHESPA西新井の熱波は進化を遂げていて、おかわり熱波がほとんどされなくなった代わりに熱波回数が増え、最前列でも全体に50回から、最上段は108発もの熱波を送ってくれるようになりました。
その日の熱波も全力で受け、身も心も燃え尽き水風呂に入りました。
いつも水風呂に入ると、全身溶けるような感じになりますが、この日は完全に溶けたのです。
意識が明瞭じゃなくなり、水が流れる音だけ大きく聞こえました。
熱波を受けている常連さんが声をかけてくれたのですが、何を言っているのか上手く聞き取ることができず、心配されました。
その後意識が明瞭になり応えることができたのですが、その時以来その常連さんには「あ、水風呂の」と認識されてしまうことになりました。
その常連さんは、「最高に気持ちよかっただろう」と聞いてきましたが、まさしく最高に気持ちよかったです。
ですが身体が冷え切り、その常連さんが声をかけてくれなければ水風呂から出るのがもっと遅くなって身体に悪影響があったかもしれないので、その常連さんには感謝の念を今も忘れません。
それ以来幾度となく挑戦し、3度ほどその境地に達しましたが、自分が訓練されてきたのか自力で水風呂から出られるようになりました。
私ほど気持ちよく水風呂に入れる人は少ないでしょう!

 


EP2.熱波遠征戦

私はTHESPA西新井以外にも、神奈川県のおふろの国、埼玉県の花咲の湯と、二店舗だけですが熱波を受けに行ったことがあります。
そのときの様子を書きたいと思います。

おふろの国編
私はいつも熱波に行く友人(常連さんや一部のスタッフの方に熱波サークルと呼ばれている)と横浜に行く機会がありました。
午後五時くらいに解散になったとき、ふと誰かが「今からならおふろの国で熱波受けられるんじゃない?」といい、おふろの国の熱波を緊急で浴びに行くことになりました。
小雨が降る中、尻手駅から徒歩で目指すことになったのですが、おふろの国の場所は携帯機器で即席で調べただけだったので、道に迷ったら熱波の時間に間に合わなくなるという不安を抱えながらも歩きました。
橋を渡った後、前方に大きな「ゆ」の看板が見えたときは不安がすべて吹き飛び、まるで探し求めていた桃源郷を見つけたかのような安堵感があったことを記憶しています。
そしておふろの国に到着、フロントがある3階に行くと、でかでかと存在する入浴の心得熱波に関するポスター井上熱波神、熱波女将と写真がとれる顔出し看板があり、非常に興奮しました。
入国すると、熱波神社が!!これだけで熱波ファンとしてはたまりません!OFR48のグッズも沢山あって楽園のような国でした。
熱波の時間が近く、すぐに身体を洗い、浴槽でいまかいまかと待ち構えました。
そして熱波師登場、しかしその日は平日だったためか熱波師は一人だけでした。
回数は控えめですが扇ぐ強さはかなりのもので、慣れたトークに熱波おかわりをさらりと回避するスルー能力、かなりのベテランだと感じました。
その後深めの水風呂で身体を癒し、電気風呂で全身の疲れを癒して帰路に着きました。


花咲の湯編
とある冬の日、THESPA西新井に通っていると、埼玉にある花咲の湯という場所で熱波交流戦をやるという話を聞きました。
そこで我ら熱波サークルの面々は、花咲の湯に遠征をすることにしました。
花咲の湯では通常のサウナでの熱波に加え、岩盤房という専用の着衣を纏ってはいる温室があり、そこで男女混合ロウリュサービスも行っていました。
岩盤房での熱波を先に受けたのですが、花咲の湯では扇ぐのに大きな団扇を使い、サウナストーンにかけるアロマ水はかなり大量で、全身が焼けるのではないかというほどに大量の蒸気に包まれました。
いよいよ熱波パフォーマンス、このときは花咲と西新井が交互に扇ぎ、最後に一緒に扇ぐという感じで進行していきました。
花咲の湯の「ワッショイ!」という掛け声とともに大きな団扇から繰り出される熱波は全身を包み込むような熱風で、さらには部屋全体の空気も対流し、扇がれた前面だけでなく上からも横からも後ろからも熱風が感じられて気持ちが良かったです。
THESPA西新井の熱波は一振り一振りごとに力強い熱風で、さらには鬼気迫る扇ぎにこっちも全力で声援を送りたくなるなにかがあります。
花咲の湯にもTHESPA西新井熱波サークルのような、熱波サークルのようなものがあるみたいで、花咲の熱波サークルの人たちも全力で花咲の湯、そしてTHESPA西新井に声援を送っていました。
そして両陣営同時熱波、「ワッショイ!パネッパ!」という掛け声とともに団扇とタオルで扇いでいきます。
どちらの店舗も甲乙つけがたいほどに最高の熱波を魅せてくれました!
男性用サウナでも同じく熱い競演を目の当たりにし、冬の寒空も熱波パワーで凍えることなく歩くことができました。

 

これが私の熱波遍歴です。
次回は熱波甲子園レポです!