Girl's Lovecast Demo 魔法少女のアクションアドベンチャーRPG
Girl's Lovecast Prologue Demo (mikamiga様制作)
プレイ時間 2時間30分
Girl's Lovecast Demoは、少女が魔法の力で敵と戦ったり、困っている人を助けたりするアクションアドベンチャーRPGのデモ版です。
この作品は、ADGDデモデイというデモ版の作品を提出し、進捗を公開しあうというゲームジャムに投稿されていた作品で、現在は未公開作品となっています。
2021/06/18 追記
現在プロローグ版が以下で公開されています。
このゲームはシューティングに似たアクションゲームパートと、人々から情報を集めたりするアドベンチャーパートからなる魔法少女の物語です。
主人公は青い衣装を身にまとった、戦闘能力は高いものの人と接するのが苦手な少女です。
ゲームを始めると、『少女の純粋な愛は強力な魔法となり、訓練すれば愛するものを守るための武器にもなる。これはすべての魔法少女の最初のラブキャストである』というナレーションから始まります。
その後悪魔かなにかを追ってきた主人公が廃ホテルの中に窓を突き破って侵入し、戦闘方法やラブキャストのチュートリアルをしつつ、圧倒的な戦闘力で敵を殲滅してしまいます。
ちなみにラブキャストは、ラブキャストゲージがマックスになると使える魔法少女の固有技で、主人公は『アズールフレア』(蒼い閃光)という技が使えます。
アズールフレア詠唱シーン
その後、魔法少女は悪魔のさらなる被害を防ぐために廃ホテルの隣にあるカジノで調査を開始し、明らかに未成年である特殊な事情を抱えた従業員の少女(アンバー)を見つけると、今度はその子を守るために行動するようになります。
ここからしばらく会話メインのアドベンチャーパートになっていくのですが、会話シーンで主人公やサブキャラの立ち絵が口パクや瞬きをしたり、呼吸の息吹を感じるように動いたり、表情の変化も豊かだったりして、生きている感がすごくあって好きです!
魔法少女が会話をしながら過去の出来事がフラッシュバックしたり、アンバーとのコミュニケーションが上手くいかず拒絶されたり、自分の中のもう一人の自分と葛藤したり、その後現れた悪人(弱い)相手に急に強気になって懲らしめるのを楽しんだりと、クール系の主人公ながら弱さを見せ、悩み成長していく様が丁寧に作られていて、つねこはGirl's Lovecastのファンになりました!
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つねこのネタバレ感想
まず主人公について、ゲームの序中盤は名前も明かされず、ステレオタイプなクール系の魔法少女として描かれていると感じましたが、主人公がその殻を破ってアンバーを助けに行ったシーンで初めて通信していた他の仲間から、『クレア』(Claire)と名前を呼ばれて、「ほあああああ」っとなりました。良い演出!(もしその前に名前が明かされてたらゴメンナサイ…)
名前が明かされた後の決意に満ちたクレアの表情
(よく見たら序盤と一緒だったけど、プレイしている側は少なくとも成長してるように見えました!)
まだデモ版だというのに、主人公の成長によるカタルシスのようなものが体験できてしまうとは思いもしませんでした!
それと、タイトル画面のコンフィグを選ぶと出てくるアカウント画面のようなものが謎でした。
タイトル画面では魔法少女たちが3人いるけど、このデモ版での主人公のクレアが左に配置してあるというのが引っかかっていたのが、このアカウント画面を見て「ゲームの作者なのか!?」と思いました。
でもよくよく見たら架空のアカウントで架空のPC構成だったので、その説は間違いです!
このゲームのプレイヤーが真ん中の子(アリス)ということなのか、ゲーム中に脳内で語りかけてきたのがアリスで、クレアが諦めるとアリスが出現するということなのか、終盤でオーバーマインド出現後に通信してたのがアリスなのか、といういろんな説を考えました!(多分どれも違う)
最後に公式のスクリーンショットでビルの屋上で他の魔法少女が来ているシーンが写っていて、「これは最後には仲間が助けに来てくれるんだ!」と思っていましたが、実はそれがデモ版のラスボスで、2対1の戦闘を強いられるとは思っても見ませんでした。面白いサプライズ!
二人の魔法少女のうち、片方を倒すともう片方がラブキャストを唱えてくるのですが、それが無茶苦茶かっこよかったです。
ラブキャストは愛が純粋じゃないと使えないはずなので、少女誘拐犯ではあるもののパートナーへの愛は純粋、ということで良いですか!?
つねこのプレイ風景 Part1
Part2