AMファンブロマガ第4回
闇の波動が世界に響き、人々の心は暗黒に閉ざされてしまった。
今この世界において、チートやバックアップを不正利用するプレイヤーが後を絶たない。
私は前回、オンラインゲームのマナー問題にて問題提起し、世界は光満ちていた頃の輝きを取り戻すはずだった。
だが結果は変わらなかった。
この話題に触れてから私のtwitterのフォロワーも減ってしまった。
そして私は心に誓った。
この荒廃しきった世の中に論理や規範を示してやると。
今回のターゲットはGGDだ。
前回はSeaTreeやその他のAMゲームにも触れ、直接的でなく似たような事例をあげて話したが、そんなまどろっこしいまねはもういいのだ。
GGD2においてバックアップを不正利用し、ヴァルキという使い魔を作ること、このことが私にとっての最大の懸案事項で今回記事にしたことである。
まずヴァルキについて簡単に述べよう。
ヴァルキというのは滅多に作れるものではなく、もし作れたとしても維持するのが不可能な使い魔である。
ヴァルキがいるだけで攻撃威力が2倍、犬の首輪という装備を使うことでさらに倍の4倍になる。
GGD2において威力が2倍というのはとても大きいもので、他の装備で2倍になるものといえば、デメリットとして毎ターンMPTPが減少する腕輪枠のルシファーリングか、貴重な復活装備と競合してしまう指輪枠のx2装備くらいしかない。
それをいとも簡単に他と競合しにくい首枠で4倍にしてしまうのはあまりにひどいものである。
ヴァルキがGGDチャットにて使用がされていたのは半年以上前のことであるらしいのだが、私はつい最近GGDチャットにてプレイをし、この現状を知った。
1年位前は地球塔地下に潜っていた方々が、私がほとんど制覇したことのない悲愴を何度も制覇してるのを見て羨ましいと思い、GGDチャットに降り立ったのだ。
そこで久しぶりに地球塔地下1階を制覇した。
その時のパーティーに剣士でヴァルキを使っている人がいたのだ。
0階にて無強化でボスを一撃で倒し、地下1階では私や他のアタッカーがHP2万以上のボス達を倒すべく必死に強化を掛けるかたわら、少しの強化で敵陣に突っ込みクロイツで多数のボスを軽々と倒してしまった。
その異常なまでの強さに、仮にもアタッカーレベル99のスネイカーである私がHP1000くらい残った敵を倒すくらいしかできなかったのだ。
正直面白くはなかった。
普段なら嬉しいと感じる地下1階の景品も、強い人と潜れる楽しさも、まったくもって感じることができず、私はすぐさまチャットを去った。
ヴァルキを使うことによって普段なら制覇できない単層も簡単に制覇していろんな装備を手に入れることができ、ヴァルキを使用してる人もその人と一緒にプレイしてる人も互いに得ができる。
しかしそれでいいのだろうか。
それでGGDというゲームを真に楽しむことができるのだろうか。
少なくとも私は、ヴァルキを使用している人たちも、一緒にプレイし何も言わない人も、GGDプレイヤーとして敬意を抱くことができない。
彼らがサルガッソーを何度制覇したとしても、それらはすべてヴァルキがもたらした恩恵であり、バックアップの力によるものであると感じてしまうだろう。
人が少ないGGD世界でバックアップを根絶するのは無理だという意見もある。
しかし私は、バックアップ利用者を野放しにすることで、正常なGGDプレイヤーがチャットから離れてしまうと考えている。
GGDを清廉潔白の元でプレイし、未知の領域に行くことがGGDプレイヤーの誇りであると、私は信じている。