Orompaquenga 選択肢よって展開が変わるダークファンタジーRPG
Orompaquenga (Isopodomancer様製作)
深淵の騎士として空を覆う巨大な球を倒して黙示録を引き起こすダークファンタジーRPG
プレイ時間 3時間 ※ストーリー重視で英語が大量
選択肢によって豊富な分岐がある海外産のRPGツクール製の作品。戦闘もデフォルト戦闘ではあるが、レベルアップ要素は無く(アイテムで最大HP,MPは上げられる)、装備によるステータス補正と武器の固有スキルによって戦う特殊なシステムになっている。
難易度はノーマルとハードが用意されており、私はノーマルでプレイしたがちょうど死なないギリギリの難易度で遊べた。(現在はバージョンアップでハード専用マップなどが追加されている模様)
ストーリーは空を覆うグリース(直訳すると油?)でできた球『Mass(ミサ)』によって世界が終焉を迎えようとしていて、主人公である終焉の騎士『Darla』がそれを止めるためにMassを倒しに行くというものである。
最初のボスを倒すと行き先が二手に分かれていて、おそらく攻略する順番や選択肢によって展開やNPCの生死や分かれるゲームとなっている。ジャンルは違うが、フロム・ソフトウェアの『ダークソウル』を思い浮かべて良いと思う。
ちなみに私は途中で、全ての女性を十字架に磔にしてセーブポイントにすることができる、crucifixerという職についた。
公式ページのスクショには私のプレイでは序盤で死んでしまったNPCが仲間になっていたりしていたので、周回プレイを前提としたやりこみ要素も間違いなく豊富だろう。
惜しむべきところはエンディングの種類が3種類なのだが、1つは特定アイテムを集めたトゥルーEND、残り2つはラスボス戦前の選択肢のみで見られるものと、道中の豊富な分岐がほとんど反映されていないというところか。
それと軽い考察!
ラスボスでもあるMassはキリスト教の集まりであるミサのことで、ダヴィンチの絵でも有名な、かの『最後の晩餐』が由来とのこと。
なのでMassは神聖なものかと思いきや、Massの構成物であるグリースが多いエリアはインプや巨大な悪魔が出現したりしているので、(プレイヤー目線では)邪悪なモノということなのかもしれない。(実際にMass討伐失敗ENDだと世界がインプなどに満ちていた。)
そう考えると目的として示される黙示録も、現実の意味合いの破滅的な災害のような意味ではなく、逆に破滅からの救世ということなのかもしれない。
他にもセーブポイントが十字架に磔にされた女性から胎児を取り出すことで行うなど、キリスト教パロディ的要素が大きいので、宗教に詳しい人はより楽しめる可能性がある。
つねこは宗教詳しくありません!
つねこのプレイ動画
Part1
Part2