Postbird in Provence 新米ポストバードとして郵便物を届けるゲーム

Postbird in Provence (ISART DIGITAL制作)

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新米ポストバードとして郵便物を届けるゲーム

プレイ時間 30分

 

Postbird in Provenceは、フランスプロバンス地方を舞台に、新しくやってきた新米ポストバードマルセルとして郵便物を届けていく3Dアドベンチャーゲームです。

このゲームは、フランスにあるISARTという3Dアートやゲーム制作などを専門とした大学学生たちによって作られた作品になっております。

30分という短い時間ながらも新しい街にやってきて受け入れられていく様を、3Dの町並みで郵便配達しながら感じられていくのが面白い作品でした!

 

↓このゲームはこちら 

 

つねこの余談

この作品は学生が作った作品の例にもれず、10人くらいという大掛かりなチームで作られた作品です。

通常の学生の作品は技術が高かったり、実験的に独創性を盛り込んだ作品も多かったりするのですが、その反面演出とグラフィックが噛み合っていなかったり、キャラの立ち絵と3Dの立ち絵とイベントシーンすべてが全くの別作品に見えたりなど、一つの作品を作る上での細かな調整ができていないものが多かったのですが、この作品は町並みや人々、オブジェクトのグラフィックが調和していて、3Dで作られた郵便物を回転させて宛先を探したり、壊れた看板を釘で直していくミニゲーム、そして分かりやすいUIなどが見事に統率が取れて作られていてほんとにハイレベルな作品だと思いました。

ゲーム自体は30分と短いのですが、この作品の世界観を10時間くらい味わえる作品が有料で販売されていたら間違いなく買いたくなる、そんなクオリティの作品でした。

 

ところでこの学生たちが通っているISARTという大学、日本の大学と提携していて留学生を受け入れているようで、その日本のキャンパスは新潟にあるそうです。

前にフランスの日本好きのアーティスト、Atelier Sentôさんのゲームをプレイしたことが有り、中でも『小林人形』という作品は、新潟などの雪国を舞台とした作品でとても面白かったです。

Atelier Sentôさんは漫画も作っていて、こちらも新潟を舞台として現代の妖怪たちと出会っていく『Onibi』という作品を購入して読みました。

今までなぜ新潟なのだろうと思っていたけど、この作品のおかげでフランスと新潟の親和性が実は高いということに気づくことができました!

 

 

つねこのプレイ風景